出版社内容情報
これほどまでに変革が叫ばれる時代にあって,なぜ経営は同じ判断を繰り返し,危機に陥ってしまうのか。イノベーションを起こす・起こさない以前に,多くの企業が抱える本当の問題「どうすれば変革できる土壌を育めるのか」を,読者とともに考え,導きます!
目次
1 本書の問い―どうして、望ましくない戦略が、続けられてしまうのか
2 これまでの研究が明らかにしてきたこと
3 典型的な戦略硬直化―コンデンサ産業、スプラーグの事例
4 戦略硬直化のスパイラルの原理
5 カリスマ型リーダーの功罪―シャープはなぜ危機に陥ったのか
6 問題の真因探求
7 統計的検証―新興国における日本企業と、ジャスミン革命ただ中のチュニジア企業
8 リーダー主導の戦略変更―ルネサスエスピードライバの経営改革
9 人々によるセンスメーキングの連鎖―米国シリコンバレーは、なぜ変化し続けられるのか
Fin 結語に代えて―容易に出しうる答えを、疑うこと
著者等紹介
中川功一[ナカガワコウイチ]
大阪大学大学院経済学研究科准教授、博士(経済学)(東京大学)。2004年、東京大学経済学部卒業。2008年、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学(2009年、経済学博士)。2008年、駒澤大学経営学部専任講師。2012年、大阪大学大学院経済学研究科講師。2013年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。