出版社内容情報
第一線の研究者が重要な研究をバランスよく紹介したうえで，まだ明らかにされていない問題を整理し，新たな研究課題を提示する。
内容説明
労働経済学研究への最良の招待状。第一線の研究者が、重要な研究をバランスよく紹介したうえでまだ明らかになっていない問題を提示し、政策対応を模索する。働くことの未来を考えるためのヒントに満ちた一冊。
目次
社会経済環境の変化と今後の労働市場の課題
第１部 労働市場と技能形成（日本的人事の変容と内部労働市場；労働契約・雇用管理の多様化；人的資本と教育政策）
第２部 労働市場における課題と政策対応（地域経済が抱える課題と労働市場；高齢者雇用の現状と政策課題；女性の活躍が進まない原因―男女間賃金格差からの検討；移民・外国人労働者のインパクト―研究動向と日本におけるデータ；障がい者雇用の現状と政策問題；失業保険政策；貧困問題と生活保護政策）
第３部 労働経済分析のフロンティア（エビデンス・ベースの労働政策のための計量経済学；労働経済理論―モデルの整理と実証研究への含意；労働経済学における実験的手法；労働経済学への行動経済学的アプローチ）
社会の課題に労働経済学はどのように応えるのか？
著者等紹介
川口大司［カワグチダイジ］
２００２年、ミシガン州立大学経済学部博士課程修了（Ｐｈ．Ｄ． ｉｎ Ｅｃｏｎｏｍｉｃｓ）。東京大学大学院経済学研究科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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