内容説明
ダイナミック・ケイパビリティ論、戦略の経済学を加えパワーアップ!新制度派経済学の視点から企業を読み解く。
目次
第1章 組織の経済学登場の歴史
第2章 取引コスト理論
第3章 エージェンシー理論
第4章 所有権理論
第5章 戦略的経営の経済学アプローチ
第6章 新しい組織の経済学アプローチ
著者等紹介
菊澤研宗[キクザワケンシュウ]
1981年慶應義塾大学商学部卒業。1986年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。1988年防衛大学校社会科学教室専任講師。1993年ニューヨーク大学スターン経営大学院客員研究員。1999年防衛大学校社会科学教室・総合安全保障研究科教授。2002年中央大学大学院国際会計研究科教授。2012年カリフォルニア大学バークレイ校ハース経営大学院客員研究員。現在、慶應義塾大学商学部・商学研究科教授。博士(商学)、慶應義塾大学1998年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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好奇心の横断歩道を渡る!
2
新制度派2冊目。事例で言われても頭に入ってこない自分にとっては、「企業の不条理」より教科書っぽくて、整理されていて読みやすかった。5章は読んでいない。2025/02/11
じゅんじゅん
2
新古典派経済学の前提である完全合理性を否定し、限定合理性に前提を置く「新制度派経済学」の入門本。この本では主に“取引コスト理論”・“エージェンシー理論”・“所有権理論”の3つの理論について説明がなされている。それぞれに対して、具体例や図を用いて説明されているため理解が進みやすく、初学者でも読み進めることができると思う。この学問は「経済学」と名が付くが、実際の人間行動に近い前提を置いているため、イメージが湧きやすく、応用することで自分の周りの人間の行動も理論的に説明できるようになれると思う。2018/07/27