内容説明
伝統産地に育まれる「ビジネスの仕組み」を描き出す!時代の変遷や困難を乗り越え、力強く生き残り続ける伝統産業。そこにはどんな秘密が隠されているのだろうか?緻密な調査と経営学的分析によって、伝統産地とそこに息づく人々の力強さと工夫、そして企業家精神を明らかにする。
目次
第1章 伝統産地を見る眼―産地と経営学の視点
第2章 伝統産地とビジネスシステム
第3章 伝統産地と企業家活動
第4章 和様磁器のふるさと「有田」―産地のヘゲモニーと重層的な人材育成
第5章 大物陶器の伝統産地「信楽」―産地の変貌と企業家活動
第6章 競争が支える協働の仕組み―顧客への訴求力・競争の不文律・切磋琢磨
著者等紹介
山田幸三[ヤマダコウゾウ]
1956年、兵庫県神戸市に生まれる。神戸大学経済学部卒業後、7年間の東京海上火災保険株式会社勤務を経て1991年、神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程単位修得退学。1998年、連合王国ウォーリック大学ビジネススクール客員研究員。2000年、岡山大学経済学部教授。現在、上智大学経済学部教授、博士(経営学)。主著:『新事業開発の戦略と組織』(白桃書房、2000年、経営科学文献賞)、『日本のベンチャー企業』(共編著、日本経済評論社、1999年、中小企業研究奨励賞本賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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