内容説明
人と人との関わりあいが、職場を、そして組織を強くする。本書は、メンバーがお互いに“支援”し、“勤勉”に自分の仕事をきっちりこなし、それでも自律的に“創造”的な行動をするためには、職場での“関わりあい”が重要だという非常にシンプルで実現可能なメッセージを打ち出し、そのメッセージを丁寧な実証研究で裏付けている。さらに経営学におけるミニパラダイムシフトという意味では、組織と個人という二項対立から、「組織‐職場‐人」の3層での考察を提案している。
目次
支援・勤勉・創意工夫をもたらすマネジメント
第1部 関わりあう職場への注目(職場で関わりあい、とことんやる―タマノイ酢のケース;協働と秩序と自律―公共哲学の視点から)
第2部 経営学における関わりあう職場のマネジメント(上からのマネジメントと下からのマネジメント―経営管理論における位置づけ;支援・勤勉・創意工夫をもたらすメカニズム―組織行動論における位置づけ)
第3部 関わりあう職場のマネジメントの実証分析(分析フレームワークと調査概要;関わりあう職場と支援・勤勉行動;関わりあう職場と創意工夫行動)
関わりあう職場とそれを育む組織
著者等紹介
鈴木竜太[スズキリュウタ]
1971年生まれ。1999年、神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。現職、神戸大学大学院経営学研究科准教授。主著『組織と個人』白桃書房、2002年(2003年度、経営行動科学学会優秀研究賞受賞)、「組織文化と組織コミットメントの関係に関する実証研究」(共著)『組織科学』第41巻第2号、106‐116頁、2007年(2009年、組織学会高宮賞論文部門受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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