ソーシャル・ネットワークと組織のダイナミクス―共感のマネジメント

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ソーシャル・ネットワークと組織のダイナミクス―共感のマネジメント

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  • サイズ B6判/ページ数 307p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641163843
  • NDC分類 336
  • Cコード C3034

内容説明

気鋭の経済社会学者が古典的なヒエラルキーから最新のネットワークへ至る現代企業のマネジメント理論の刷新をやさしく解説。ソーシャル・ネットワークから考える組織とマネジメント実践入門。

目次

第1部 ソーシャル・ネットワークとは何か(現代社会におけるネットワーク;ネットワーク分析の特徴と捉え方;ネットワーク分析の基礎)
第2部 マネジメント理論の展開―経営実務とソーシャル・ネットワーク(集団から組織へ;経営戦略と組織構造―マクロ的な視点から;市場の変化と企業の成長戦略;組織行動と調整メカニズム)
第3部 「ネットワーク型」組織の戦略的なデザイン―ミクロとマクロの統合へ(組織論から経済社会学へ―ヒエラルキーから「埋め込まれた関係」へ;グローバル競争時代における組織のデザイン―「ネットワーク型」の組織とは;マネジメントによるインフォーマル・ネットワーク活用術;イノベーションを生むソーシャル・ネットワークとは)
第4部 組織、コミュニティとソーシャル・キャピタル(ソーシャル・ネットワークと共感のマネジメント―結論に代えて)

著者等紹介

中野勉[ナカノツトム]
青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授。慶應義塾大学経済学部卒業。シカゴ大学大学院修士、金融機関勤務を経て、コロンビア大学大学院社会学部博士課程修了。ネットワーク分析を応用したリサーチを専門領域とし、日米のビジネス・スクールにて企業戦略、組織論、国際経営などを日本語や英語で担当し、マネジメント教育の啓蒙に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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子音はC 母音はA

2
組織と経営への研究アプローチとしての社会ネットワーク分析の手法について紹介する。既に社会学を基礎として発展し、企業だけでなく地域コミュニティや家族と云った集団にも研究で用いられている。ジンメルがこの分野を司る大祖先。2014/07/06

夢読み

1
組織という観点で、人と人とのつながりを有効に構築しようとした場合、ただつながりの数を増やそうとすること(=強い結びつき)は、たやすくできる話でもなければ有効でもない、というのが結論と読み取った。なぜならば、強い結びつきは、その結びつきにとらわれてしまうからである。むしろ「弱い結びつき」とそのかたまりーいわば「島宇宙」ーを橋渡しする存在を作る方が組織全体のつながりとしては有効になる。ということをネットワーク・グラフ理論を手掛かりに実証しており、良い。会社の組織においても実感できることではないだろうか。2025/05/09

やまら

0
ネットワーク理論について、基礎から丁寧に説明されているため、社会学の研究者が書いているが、専門書のような分かりにくさはなく、すんなりと読めた。一番面白かったのは猿の群れのボスの座をめぐる権力闘争の話だ。NHKでも特集があったので知っている方も多いと思うが、あそこまでは極端ではなくても人間の会社や組織内でのパワーバランスを保つにあたって非常に示唆に富んでいたので、興味深く読めた。少しネットワーク理論についていくつか本を読んでみたくなった。2013/12/07

みこりん

0
最初は取っつきずらかったが、読んでいるうちに他の本からの気づきとも重なり、なるほど~と思えた。これからの組織マネジメントには、ソーシャルネットワークが持つ役割や働きを抜きに考えることはできない。ヒエラルキー型の組織から、自主・自立のネットワークを以下に作り出し、マネジメントしていくかが重要であると思った。2012/08/14

Yoko Katsuma

0
企業内のインフォーマルネットワークをいかに戦略に活用していくか。グローバル競争時代、経営戦略を明確にしたうえで、ソーシャルネットワークの水平効果を活用する企業が今後新しい価値を生み出す基盤をつくっていくんでしょう。。2012/02/09

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