内容説明
理論世界と経験世界を結びつける研究者=観察者から、理論と現実を捉えなおす。共約不可能性概念を手掛かりに、観察と時間の複雑な関係へ。経営学の術である事例研究を通じて、現実とともにある理論の方法を問う―。
目次
第1部 企業・市場と観察者(マーケティング方法論研究の展開;共約不可能性をめぐる方法論論争;共約不可能性のパラドクス)
第2部 観察と時間(超越論性と先行性;コミュニケーションの事後成立性;マーケティング史研究における文書の意義)
第3部 企業と市場(交換概念の再検討;取引総数の増大;間接経営戦略の再検討;実践概念と意図せざる結果)
第4部 観察者と企業・市場(科学論を超えて;ビジネススクールの可能性;ヴィヴィフィケーションとしての事例研究)
著者等紹介
水越康介[ミズコシコウスケ]
2000年神戸大学経営学部卒業。2005年神戸大学大学院経営学研究科修了、博士(商学)。2005年首都大学東京都市京教学部経営学系研究員。現職:首都大学東京大学院社会科学研究科経営学専攻准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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