出版社内容情報
なぜ産業は地理的に集中するのか? 企業の集積や都市はどのように形成されるのか? 現実の経済活動における重要な問いに,空間経済学はいかに答えを導き出すのか──理論の基礎から飛躍的に発展する最先端の研究までを学び,そのメカニズムを解明する。
内容説明
経済学の新たなフロンティアを切り拓く。空間経済学の基礎から最先端までを学び、産業の集積や都市化のメカニズムを解明する。
目次
第1章 序論
第2章 新貿易理論
第3章 新貿易理論モデルの類型と応用・拡張
第4章 新経済地理学
第5章 新経済地理学モデルの類型と応用・拡張
第6章 空間経済学と単一中心都市モデル
第7章 空間経済学と動学的分析
第8章 空間経済学と租税競争
第9章 空間競争と中心地理論
著者等紹介
佐藤泰裕[サトウヤスヒロ]
東京大学経済学部経済学科卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程中途退学。現在、大阪大学大学院経済学研究科准教授
田渕隆俊[タブチタカトシ]
東京大学工学部都市工学科卒業。ハーバード大学大学院芸術・科学研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院経済学研究科教授
山本和博[ヤマモトカズヒロ]
京都大学経済学部経済学科卒業。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、大阪大学大学院経済学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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葉
1
空間経済学は新貿易理論と新経済地理学の2つで成り立っている。また、経済活動の距離と空間が重要で、リカードの比較優位やストルパー・サミュエルソンの定理(ある財の価格上昇がその財の生産により集約的に投入される生産要素の相対価格を上昇させる)、リプチンスキーの定理(ある生産要素の賦存量が増加するときその生産要素をより集約的に使用する財の生産量が増加し他の財の生産量が減少する)、ヘクシャー・オリーンの定理などについて理論的説明されている。オイラー方程式の導出なども行っており、動学的分析やミクロ的な解釈部分もある。2014/10/01
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