内容説明
企業の枠を越えて柔軟に結びつき協働する組織の構造と能力とは?そこで働く人のキャリアとは?具体例で学ぶ、ネットワーク組織の原理と実態―。
目次
第1部 特徴、形態、働き方(ネットワーク組織の意義;ネットワーク組織とは何か;ネットワーク組織の形態;組織間ネットワークの形態;ネットワーク組織で働く)
第2部 組織原理と構造特性(柔軟な組織原理への注目;組織デザインの優位性;社会ネットワーク理論から見た組織像;組織へのネットワーク効果;組織のネットワーク分析)
第3部 ネットワーク的な資源と組織能力(組織のソーシャル・キャピタル;ネットワークが生み出す組織能力)
著者等紹介
若林直樹[ワカバヤシナオキ]
京都大学経営管理大学院教授、博士(経済学)。1963年東京生まれ。1987年東京大学文学部卒業。1991年東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。1991年東京大学新聞研究所助手。1994年東北大学経済学部助教授。2001年京都大学大学院経済学研究科助教授。2008年京都大学大学院経済学研究科教授。2009年京都大学経営管理大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ももかさん
22
作文の為と思って読みましたが、非常に面白くなかった。ネットワーク組織が良いというのは分かりましたが、繰り返しすぎで当たり前的な話を多く…なんだか。2017/02/02
こひた
2
流動的なネットワーク組織は・・・1ネットワーク結合2プロジェクト型3プロセス重視。官僚制大規模化の環境適応障害に対し・・・ネット組織の特徴1フラット水平2部門組織を超えた目的、規範、分権的ガバナンス共有、自律的な協働3組織内外の人的、経営的、情報資源を動員4市場や外部環境を基準に意思決定5自己組織的に柔軟な変化。メリットー学習効果、正当性調達、不確実性低減、取引費用削減、経済活動主体性。「デメリット」ー活動不安定性、学習効果散逸、組織不安定性、従属や吸収の危険性。組織の埋め込み。ソーシャル・キャピタル。2015/09/21
Sanchai
1
先行研究の引用もふんだんに盛り込まれており、このテーマに関しては入門書とも言ってよい。中古でも入手困難な1冊。但し、記述に重複が多くて、編集はもう少し工夫の余地があったのではないかと思う。2013/02/11