組織の経済学入門―新制度派経済学アプローチ

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  • サイズ A5判/ページ数 286p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641162778
  • NDC分類 336.3
  • Cコード C1033

内容説明

新制度派経済学の視点から企業を読み解く。取引コスト理論、エージェンシー理論、所有権理論の基礎を理解し、組織形態、経営戦略、ガバナンス問題などへの応用の仕方を学ぶ。

目次

第1章 組織の経済学登場の歴史(新古典派企業の理論;企業の行動理論 ほか)
第2章 取引コスト理論(取引コスト理論の基本原理;取引コスト理論と組織デザイン ほか)
第3章 エージェンシー理論(エージェンシー理論の基本原理;モラル・ハザードとアドバース・セレクション・モデル ほか)
第4章 所有権理論(所有権理論の原理;所有権理論と環境問題 ほか)
第5章 新しい組織の経済学アプローチ(進化経済学と企業間関係;行動経済学と企業間関係 ほか)

著者等紹介

菊澤研宗[キクザワケンシュウ]
1957年生まれ。1981年慶應義塾大学商学部卒業。1986年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。1988年防衛大学校社会科学教室専任講師。1993年ニューヨーク大学スターン経営大学院客員研究員。1999年防衛大学校社会科学教室・総合安全保障研究科教授。2002年中央大学大学院国際会計研究科教授。慶應義塾大学商学部・商学研究科教授。博士(商学)、慶應義塾大学1998年。著書に、『比較コーポレート・ガバナンス論』(第1回経営学史学会賞受賞、有斐閣、2004年)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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コーヒー豆

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ゼミでやっている比較制度分析の話に近いものがある。エージェンシー理論は二者が出てくれば広範囲に適用できる理論なので知っておいて損はない。 情報の経済学やゲーム理論を織り交ぜるとさらに高度な知識へ昇華するので、物足りない人はこれらを学んだ上で比較制度分析へ突入すると面白いかもしれない。2016/01/25

のらくら Running B.B

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経済学からのアプローチによる組織分析の分かりやすい入門書。ミルグロム・ロバーツは分かりやすいし事例も豊富だけど、長くてあまりにもアメリカンなスタイルの文体なので、読んでいて疲れる。こちらはさっとエッセンスだけが頭に入りやすいし、コラムも充実している。取引コスト、PA、所有権理論などの考え方は、院で教える普通の内容だと思っていたが、「新制度学派」って名前が付いているのに違和感。学者の間でスタンダードとしてのコンセンサスが形成されていないのだろうか?2012/12/14

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