内容説明
開発援助・途上国開発におけるガバナンス論を整理・再検討するとともに、アジア諸国を研究事例として、従来の議論では見落とされてきたグッド・ガバナンスの多様性に注目し、分析・考察する。アジア、開発途上国のガバナンス論、はじめての体系的入門書。
目次
第1部 ガバナンスの役割―基礎理論(「ガバナンス」論をめぐる国際的潮流―概念の精緻化と政策への取込み;新しい視点からのガバナンス論―途上国に内在するグッド・ガバナンスの重視)
第2部 ガバナンスの多様な側面―アジアのさまざまな事例から(地方分権化の国際比較―韓国、タイ、インドネシア;タイの保健セクター改革とガバナンス;インドにおけるガバナンス改革;シンガポールの開発とグッド・ガバナンス―完了の役割を中心に)
第3部 アジアのガバナンスの今後(経済発展とガバナンス―真のオーナーシップ育成のために)
内発的発展を支えるガバナンス改善を求めて
著者等紹介
下村恭民[シモムラヤスタミ]
1940年生まれ。コロンビア大学大学院経営学修士課程修了。法政大学人間環境学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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