内容説明
NPO、企業、政府の相互作用という視点を重視し、それぞれの活動を明確に意味づけて、非営利セクターや市民社会について生き生きと解説する。社会関係資本や文化資本をキー・コンセプトに据え、持続可能性と創造性に着目し、創造的産業論や創造的都市論の成果を取り入れて、社会、産業、都市の再生と新たな公共性を探究する。
目次
第1章 現代の市民活動―持続可能で創造的な市民社会の構築に向けて
第2章 NPOの制度
第3章 NPOの役割―ミクロの視点からその機能を考える
第4章 NPOの資金調達と評価、マネジメント
第5章 文化と経済のかかわり
第6章 フィランソロピーの役割―新たな公共性の構築に向けて
第7章 新しい市民社会への仕掛けづくり―ドイツの社会文化センターを事例に
第8章 創造的産業の育成
第9章 創造的都市の構築
著者等紹介
後藤和子[ゴトウカズコ]
京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。埼玉大学経済学部教授(専攻:財政学、文化経済学)
福原義春[フクハラヨシハル]
慶応義塾大学経済学部卒業。株式会社資生堂名誉会長、社団法人企業メセナ協議会会長・理事長、東京都写真美術館長、東京芸術大学理事
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