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途上国ニッポンの歩み―江戸から平成までの経済発展

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  • サイズ A5判/ページ数 266p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641162310
  • NDC分類 332.106
  • Cコード C1033

出版社内容情報

日本はなぜどのようにして短期間で近代化に成功したのか。19世紀,江戸期に育んだ条件を基礎に明治の経済社会変革と工業化を遂げ,20世紀に経済大国となり,そしてそれ故にさまざまな問題を抱えつつ21世紀を迎えるまでを,開発途上諸国の視点から捉えやさしく説明する。

内容説明

19世紀、江戸期に育んだ条件を礎に明治の経済社会変革と工業化を遂げ、20世紀に経済大国となり、そしてそれ故にさまざまな問題を抱えつつ21世紀を迎えるまでの日本を、開発途上諸国の視点から捉えやさしく説明する。

目次

後発国の近代化とは
江戸時代―工業化条件の準備
明治(新政府の政策目標;輸入技術の内部化;主要産業の歩み;財政・金融)
第一次大戦と1920年代―輸出ブームと不況
1927年の銀行危機
1930年代と戦争経済
戦後復興
高度成長期
経済の成熟と成長鈍化
バブル崩壊と長期不況

著者等紹介

大野健一[オオノケンイチ]
政策研究大学院大学教授。1981年一橋大学経済学部卒業。1983年一橋大学経済学研究科修士課程修了。1987年スタンフォード大学経済学大学院修了。国際通貨基金調査局・中東局エコノミスト、筑波大学社会工学系助教授を経て。1996年4月~97年9月埼玉大学大学院政策科学研究科教授。1997年10月~政策研究大学院大学教授。主要著書、『国際通貨体制と経済安定』東洋経済新報社、1991年(毎日新聞社エコノミスト賞受賞)、『市場移行戦略』有斐閣、1996年(アジア太平洋賞・特別賞受賞)、『途上国のグローバリゼーション』東洋経済新報社、2000年(サントリー学芸賞、大仏次郎論壇賞受賞)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とりもり

1
一応平成までカバーしているが、あくまで主眼は発展途上国としての日本の歩みなので、明治維新〜高度成長期がメイン。留学生向けの講義内容が下敷きになっているためか、非常に客観的な分析が参考になる。だが、貿易や国際金融のルールが未整備だった時代に成長できた日本と、現代の様々な制約下で成長しないといけない途上国ではかなり前提が異なり、改めて日本の成長はラッキーだった面もあることを実感した。あまりキチンと学ぶことがない途上国ニッポンの歩みだけに、概観するには良い本。★★★★☆2016/11/13

Hitoshi Sasaki

0
政策研究大学院大学で教鞭をとる筆者が、当該大学で開発途上国の官僚を相手に日本経済の近代化プロセスを説明するために書かれた一冊なのだとか。 日本経済の歴史についての説明はサラッとしている薄い本なのだが、面白いのは学生からの質問と試験問題とが掲載されていること。これに何と応えるかと考えることがより面白さを呼び起こすのだろう。2019/12/16

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