出版社内容情報
グローバリゼーション化が人,金,物,情報,政策等々の相互依存関係を進展させている。現代の経済・政策分析は,経済のすべての局面を有機的に把握することなくして,不可能である。本書の諸論文は,そのような視点から世界経済を分析し,新しい展開を試みる。
目次
第1章 フラグメンテーションと国際貿易(横浜国立大学)若杉隆平
第2章 ローカル・コンテント規制と市場競争(早稲田大学)清野一治,魏 芳
第3章 グローバリゼーションと賃金格差(関西大学)小田正雄
第4章 国際資本移動と排出税(大阪大学)阿部顕三
第5章 発展途上国における環境政策と貿易政策(東北大学)大東一郎
第6章 海外生産・汚染を伴う相互国際寡占と最適貿易・環境税政策(早稲田大学)石井安憲
第7章 「失われた方程式」の計測(千葉大学)天野昌功
第8章 東アジアにおける通貨制度の協調の必要性とその範囲(一橋大学)小川英治,中田勇人
第9章 金融危機後のアジア資本市場の再構築(中央大学)首藤 恵
内容説明
経済のグローバリゼーションは、貿易摩擦、直接投資摩擦、国際環境汚染、国際通貨投機など、従来存在しなかった国際経済問題を生起させた。本書は、現在最もホットな国際経済問題を取り上げ、最新の経済学的知識と数理分析手法を用いて分析し、最新のアプローチ法を示すとともに、実行可能かつ有効な経済政策を提示する。
目次
第1章 フラグメンテーションと国際貿易
第2章 ローカル・コンテント規制と市場競争
第3章 グローバリゼーションと賃金格差
第4章 国際資本移動と排出税
第5章 発展途上国における環境政策と貿易政策
第6章 海外生産・汚染を伴う相互国際寡占と最適貿易・環境税政策
第7章 「失われた方程式」の計測
第8章 東アジアにおける通貨制度の協調の必要性とその範囲
第9章 金融危機後のアジア資本市場の再構築
著者等紹介
石井安憲[イシイヤスノリ]
1946年香川県に生まれる。1969年香川大学経済学部卒業。1971年一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了;1974年一橋大学大学院経済学研究科博士課程修得。横浜市立大学商学部教授を経て、現在、早稲田大学政治経済学部教授。経済学博士
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