出版社内容情報
世界的不況の中で、ユーロ導入後の欧州中央銀行の金融政策の舵取りが、世界経済の動向を左右するホットイシューとなっている。その制度的特徴、金融政策の内容と課題、ユーロの国際的展開の三側面から、欧州中央銀行の全体像を徹底的に分析。
内容説明
世界的長期不況の中で、共通通貨ユーロ導入後の欧州中央銀行(ECB)の金融政策の舵取りが、世界経済の動向を左右するホットイシューとして注目を集めている。その制度的特徴や機能、金融政策の内容と課題、ユーロの国際的展開の3側面から、欧州中央銀行の全体像を徹底的に分析した、はじめての体系的解説書。
目次
第1部 欧州中央銀行制度の特徴(ユーロ圏の中央銀行制度と金融政策;欧州中央銀行の特殊性;アメリカ連邦準備制度からみた欧州中央銀行 ほか)
第2部 欧州中央銀行の金融政策の課題(景気循環と欧州中央銀行の金融政策;欧州中央銀行の金融政策と各国政府による財政政策との調和;EU拡大と欧州中央銀行の新展開 ほか)
第3部 ユーロの国際的展開―EMSからユーロへ(ユーロとヨーロッパ金融・資本市場―ユーロ建て金融・資本市場の対内的・対外的意義;ユーロと変化する国際通貨システム;国際通貨としてのユーロ ほか)
著者等紹介
田中素香[タナカソコウ]
中央大学経済学部教授
春井久志[ハルイヒサシ]
関西学院大学経済学部教授
藤田誠一[フジタセイイチ]
神戸大学大学院経済学研究科教授
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