法と経済学―企業関連法のミクロ経済学的考察

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 180p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641162044
  • NDC分類 321
  • Cコード C1033

出版社内容情報

法学者と経済学者の本格的なコラボレーションを実現することによって,多様なテーマをより明快に解説することをめざした,意欲的な入門テキスト。ビジネス・ローを中心に「法と経済学」の枠組みを体系的に明らかにしつつ,平明に解説する。ロースクール用教材としても最適。
目次
 序論 法学と経済学:対立から協働へ
第1部 契 約
 1 ゲーム理論の「法と経済」への応用
 2 コースの定理とその意義
 3 不確実性・保険の「法と経済」
第2部 組 織
 4 契約と組織の「法と経済」
 5 不完備契約理論と「法と経済」
 6 繰り返しゲームの「法と経済」への応用
第3部 市 場
 7 市場と競争の「法と経済」
 8 資本市場の「法と経済」
 9 企業金融の「法と経済」
 10 環境問題の「法と経済」
第4部 効率と公平
 11 「法と経済」における公平性の位置付け

内容説明

「法と経済学」の多様なテーマをミクロ経済学の枠組みに沿って明らかにし、かみ砕きながら解説する、意欲的な入門テキストの誕生。

目次

法学と経済学―対立から協働へ
第1部 契約(ゲーム理論の「法と経済」への応用;コースの定理とその意義 ほか)
第2部 組織(契約と組織の「法と経済」;不完備契約理論と「法と経済」 ほか)
第3部 市場(市場と競争の「法と経済」;資本市場の「法と経済」 ほか)
第4部 効率と公平(「法と経済」における公平性の位置付け)

著者等紹介

宍戸善一[シシドゼンイチ]
1980年東京大学法学部卒業、同年同学部助手。1985~87年カリフォルニア大学バークレー校ロー・スクール客員研究員。コロンビア大学ロー・スクール客員教授、カリフォルニア大学バークレー校ロー・スクール客員教授等を歴任。現在、成蹊大学法科大学院教授。専攻は商法、会社法

常木淳[ツネキアツシ]
1981年東京大学経済学部卒業。1987年ブリティッシュ・コロンビア大学Ph.D(経済学専攻)。現在、大阪大学社会経済研究所教授。専攻は公共経済学、法の経済分析
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金糸雀

3
簡単で本質も突いてる良著.

くりりんワイン漬け

1
この本は経済学、法学ともに素人でも勉強を始めやすい本です。きわめて重要な要素だけを親切に分かりやすく解説。2014/02/15

はすはす

0
日本の企業関連法を、ゲーム理論や価格理論といった経済学の道具を用いて分析した本。各章の第1節を経済学者が担当し、第2節を法学者が担当する。 法律論の中には、解雇権濫用の法理のように、法学的にはまっとうでも、経済学的には正当化しがたいものが少なくないようである。最終的には、効率と公平をいかに両立させるかが問題になるのだろう。この点、経済学と法学では前提とする人間像に違いがあるのだという説明は興味深かった。 薄い本だが内容は濃い。ミクロ経済学や会社法等の知識があった方がいいが、予備知識が無くても一応読める。2013/08/10

void

0
【★★★★☆】'04年著。予備知識はなくてもいけるが、ミクロ、特にゲーム理論の入門書を読んでからだとサクサク進める。法知識は特に無くて問題ない。効率と公平(衡平)という大きな原理を主軸に、パレート最適とコースの定理をメインの道具として、不確実性・((不)完備)契約・市場の失敗・企業買収・企業金融・環境などを分析する。180頁しかないので各分野の踏み込みには欠けるが、最初の一歩には適しているのではないだろうか。読みやすいし、概観しやすいし。2012/05/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/93305
  • ご注意事項