内容説明
本書は、独自の技術や製品を開発して自立型経営基盤を構築している研究開発型企業を事例として取り上げ、その生成発展過程を検討し、地方工業都市の内発型発展の可能性とそのための地域産業政策の形成の方法を確立することを目的としている。
目次
ハイブリッド型ベンチャー企業の可能性―「制度的厚み」とは何か
1 「制度的厚み」の形成(日本型ベンチャー企業と創業・ベンチャー企業支援政策;地域産業集積と「制度的厚み」)
2 「地域の固有性」の発見(地域資源活用型創業;域内ニーズ対応型創業)
3 「技術・環境変化」への対応(技術移転とハイブリッド型ベンチャー企業;ME革命による製品・工程の革新;素材革命と製品開発 ほか)
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著者等紹介
鈴木茂[スズキシゲル]
1949年愛媛県に生まれる。1976年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。鹿児島経済大学(現・鹿児島国際大学)経済学部助教授、熊本商科大学(現・熊本学園大学)経済学部教授を経て、1988年松山商科大学(現・松山大学)経済学部教授、現在に至る。京都大学経済学博士
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