有斐閣コンパクト
IT経済学入門―IT革命とは経済システム革命である

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641161634
  • NDC分類 330
  • Cコード C1033

出版社内容情報

ITの誕生とその仕組みを理解してもらい,そこから生まれる経済的性質を明らかにするととも に,その性質を利用して経済システム,経営システムがどのように変化していくかを考える。

第1章 情報化の流れと経済の変化
第2章 インターネット
第3章 情報化のための標準化
第4章 ネットワークの経済学
第5章 アメリカ企業の経営革新とIT革命
第6章 ITがもたらした経済システム改革
第7章 ITが変える金融
第8章 ネットビジネス

内容説明

IT革命は、経済の主役を「資本」から「情報」へと移行させる。「資本主義経済」から「知識経済」への移行が議論されているのは、まさにこの変革を意味している。そして、その中心的役者であった「企業」に代わるものは「ネット」である。すなわち、企業社会がネット社会へと変身する。

目次

第1章 情報化の流れと経済の変化
第2章 インターネット
第3章 情報化のための標準化
第4章 ネットワークの経済学
第5章 アメリカ企業の経営革新とIT革命
第6章 ITがもたらした経済システム改革
第7章 ITが変える金融
第8章 ネットビジネス

著者等紹介

吉田和男[ヨシダカズオ]
1948年大阪府に生まれる。1971年京都大学経済学部卒業。大蔵省入省後、主計局主査などを務めた後、大阪大学助教授を経て、現在、京都大学大学院経済学研究科教授。21世紀日本フォーラム代表幹事。工学博士、経済学博士。著書に、『日本型経営システムの功罪』(東洋経済新報社、第4回読売論壇賞受賞)ほか
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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としお

0
かなり専門用語が飛び交うので、通信技術のあたりはいまいち理解することができていない。前半では日本とアメリカの経営における情報通信技術の活用の相違が述べられている。情報通信業では経済学的に1.限界費用が0になること。2.正のネットワーク外部性について述べられている。1の例としてコピペが挙げられる。一度作ってしまえば同じものを限界費用0で作ることができる。2ではFacebookが代表的な例である。利用者が増えれば増えるほど、利用頻度が多くなればなるほど人々は情報を発信、共有するようになる。2013/01/10

AiN

0
2010/12/26

ちゃん

0
2021年現在から考えると少し古いが、情報社会の発展で、新たに生まれた技術や規格がわかる。タイトルにあるように、限界費用がゼロの情報技術に対してどのように価格が決まっていくかといった経済学に関してもしっかりふれてある。(私は技術的な部分をメイン読んだため、5章以降は軽く流し読みした程度。)2021/08/26

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