出版社内容情報
ホワイトカラーを対象とした人事労務管理の研究は多いが,本書では,管理職層を対象とし,丹念な一次調査や聴き取りにより,雇用と賃金などの決定の実態を労働市場論的アプローチによって解明した貴重な労作。
序 章 本書の目的と方法
第1部 管理職層の人的構成
第1章 管理職層と職能資格制度
第2章 「役職につかない管理職」の増大と企業の対応
第3章 管理職層の仕事とその専門性
第4章 中途採用者と出向・転籍者
第2部 ホワイトカラー・管理職層と「異動の力学」
第5章 ホワイトカラー・管理職層の異動と昇進
第6章 ホワイトカラー・管理職層の昇進選抜と人事部門の機能
第7章 ホワイトカラーの異動・昇進とライン管理職
第3部 ホワイトカラー・管理職層の国際比較
第8章 金融機関における人的資源管理の日英比較
第9章 製薬業界における賃金制度の日本企業,外資系企業比較
終 章 これからの管理職層の人的資源管理
――日本型ファスト・トラックと個人選択型人事制度