出版社内容情報
最先端の研究テーマから構成され,学会,学会外を問わず広くテーマに最適の執筆者が,それぞれの 研究の展望をコンパクトにまとめた四十本余の論攷が体系的に収められており,先端の研究動向の整 理にも適している。専門・関連分野を研究・学習する際に欠かせない一冊。
第1編 歴史・方法・資料
――歴史学一般と多くを共有しながらも社会経済史特有の史料群の発掘・利用の歩みを展望
第2編 グローバル・ヒストリーと国家システム
――メガ地域(東アジア,イスラム等)も重視し関係を追求
1 さまざまなグローバル・ヒストリー
2 国家システムと国際経済秩序
第3編 制度と歴史
――新しい制度分析や市場経済を巡る議論の中で注目されている制度や諸問題について論ずる
1 市場を支えた制度
2 工業化と制度――日本史から
3 セーフティネットの制度
第4編 社会経済史学の新動向
――90年代の研究の新潮流が生まれてきた背景や問題点について展望
付 録 過去10年間の社会経済史学会大会共通論題およびパネルのタイトル,サブタイトル一覧