戦後日本経済の成長構造―企業システムと産業政策の分析

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  • サイズ A5判/ページ数 323p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641161344
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C3033

出版社内容情報

戦後、革新的な経済・企業システムを作り上げてきた実態を、「企業システムと革新的経営行動」「産業政策」に焦点を当て、精緻なデータと明快なロジックにより分析した労作。

内容説明

戦後の日本経済は、初期のさまざまな制約条件の下で、血のにじむような創造的適応を積み重ね、革新的な経済・企業システムを作り上げてきた。その実態を、「企業システムと革新的経営行動」「産業政策」に焦点を当て、精緻なデータと明快なロジックによって分析した労作。

目次

戦後日本経済を考察するための視座
第1部 戦後の企業システムと革新的経営行動(企業システムの発生・洗練・制度化の論理;日本型分業システムの形成―たくまざる「柔らかな」企業内・作業場内分業と「意図された計画的な」企業間分業;長期的相対取引の歴史と論理;生産システムの革新による大量生産型産業の飛躍―川崎製鉄千葉製鉄所の高炉建設を事例に ほか)
第2部 戦後産業政策の特質(産業政策を分析する視角―過大評価された政府の役割と産業政策における政策課題の発見;戦略をもった調整者としての政府―戦後復興期における「計画造船」と運輸省の活動・役割;政府・業界団体・企業の関係―機械工業振興臨時措置法を事例として;機械工業振興臨時措置法の政策効果―「会社史」を用いた民間企業の評価分析 ほか)

著者等紹介

橋本寿朗[ハシモトジュロウ]
1946年埼玉県に生まれる。1970年東京大学経済学部卒業。1975年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。電気通信大学助教授、東京大学教授を経て、現在、法政大学経営学部教授、経済学博士
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感想・レビュー

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KAZOO

2
戦後の日本経済を企業の創造的な対応や革新的な方法での努力という観点と、それを推進した当時の通産省の産業政策という観点から分析したものです。どちらかというと単なる日本経済の戦後の分析ではなく、企業論とまではいかないもののその橋渡しとしての企業自体の役割を重視しています。2013/07/06

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