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貨幣金融制度と経済発展―貨幣と制度の政治経済学

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  • サイズ A5判/ページ数 393p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641161245
  • NDC分類 337.1
  • Cコード C3033

出版社内容情報

情報の不完全性や取引費用に注目し,金融制度がどのように成立するか,家計行動や経済発展にどのような影響を及ぼし,どのような影響を受けて発展するかを理論的歴史的に考察する。また多くの経済行動や制度がさまざまな政治的・社会的要因に影響されていることを指摘。
より競争的な市場経済システムや,より効率的な政治行政制度への変革が叫ばれて久しいが,それはなぜゆっくりとしか進まないのか? なぜ期待されたほどの成果があがらないのか? 経済学はそれを解明できるか? 明晰なロジックと精細な分析で展開される制度の政治経済学。

   《主な目次》
 序 章 本書の目的と構成
第1部 経済と制度
 第1章 制度と経済活動
 第2章 経済と政治制度
 第3章 経済制度の成立と変化
第2部 貨幣金融制度と経済活動および成長
 第4章 貨幣金融制度と経済活動
 第5章 取引費用,貨幣需要および家計行動
 第6章 経済変動と銀行の自己資本・貸付
 第7章 中小企業金融と経済発展
 第8章 経済成長と貨幣金融制度
 第9章 金融革新と内生的経済成長
第3部 貨幣金融制度の成立過程
 第10章 明治初期の貨幣金融制度の成立過程
 第11章 アメリカの貨幣金融制度の発展
 終 章 現在直面する経済制度の問題

内容説明

本書の目的は、貨幣金融制度を中心に制度のもつ経済的意味を理論的かつ歴史的に考察することである。取引費用を重視する新制度経済学の視点からも、経済制度とくに貨幣金融制度の役割、およびそれらがどのように成立し変化するのかを考察している。

目次

第1部 経済と制度(制度と経済活動;経済と政治制度;経済制度の成立と変化)
第2部 貨幣金融制度と経済活動および成長(貨幣金融制度と経済活動;取引費用、貨幣需要および家計行動;経済変動と銀行の自己資本・貸付 ほか)
第3部 貨幣金融制度の成立過程(明治初期の貨幣金融制度の成立過程;アメリカの貨幣金融制度の発展)
終章 現在直面する経済制度の問題

著者等紹介

薮下史郎[ヤブシタシロウ]
1943年兵庫県に生まれる。1966年東京大学経済学部卒業。1968年東京大学大学院経済学研究科修士課程卒業。1972年イェール大学大学院博士課程卒業(Ph.D.)。現在、早稲田大学政治経済学部教授、経済学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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