内容説明
現代アメリカの対外経済政策の重要な柱である通商政策について、通商法の変遷と多国籍企業の貿易活動という二つの視点から詳細に解明した労作。精緻な統計データと資料を駆使し、明快な論理展開によってアメリカ経済研究の新たな領域を切り開く注目の書。
目次
第１部 アメリカの通商法と通商政策（アメリカの貿易匡正法と通商行政；貿易匡正法の変遷と通商政策；貿易自由化と貿易調整支援政策）
第２部 多国籍企業と通商政策（多国籍企業の貿易活動とアメリカの貿易構造；多国籍企業の政治問題化と通商政策の転換―資本輸出規制と多国籍企業規制法案の顛末；アメリカ多国籍企業とＮＡＦＴＡ―多国籍企業主導の北米市場統合；対米直接投資とアメリカの政策対応；アメリカ連邦議会における日米貿易不均衡の政治問題化―下院歳入委員会報告の分析）
