出版社内容情報
複雑で捉えにくい流通を楽しく学べる入門テキストを全面的に刷新。図表や本文に最新データを反映するとともに,章冒頭のケースについても事例の差し替えや内容のアップデートを大幅に行い,よりわかりやすく実感をもって理解できるように説明する。
内容説明
スーパーやコンビニ、ネット通販、ショッピング・モールなど、みなさんの日々の生活に欠かせない流通。でも、それらがどのように成り立っているのかは意外と知られていません。新版ではデータを刷新し、章冒頭のCASEをいっそう充実させました。さあ、一緒に、その仕組みと役割を考えていきましょう!
目次
流通をなぜ学ぶのだろうか
流通の役割とは何だろうか
小売業の役割―商品を買う場を提供する
小売フォーマットと小売店舗形態―商品を買う場の形
プライベート・ブランドの展開―PBの意味を考える
卸売業の役割―生産者と小売業者をつなぐ
マーケティング・チャネルの役割―メーカーはいかに製品を売り込むのか
情報技術の発達と流通―情報技術はいかに流通を変えるのか
物流の役割―モノの流れを設計する
グローバル流通―日本の流通はいかに世界に向き合うのか
サービス財の流通―サービスと流通を考える
産業財の流通
流通政策とまちづくり
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
2
マーケティングのいわゆる4Pをそれぞれ仔細に見ていこうとすると、Placeの部分、すなわちチャネルの部分について深堀していく必要がある。本書では、モノの販売に関わる卸売・小売の説明を中心に、販売チャネル政策について概観する。メーカーの立場からすると、現場と聞くと、製造現場を想像しがちで、特にBtoBのビジネスとなってくると、流通の分野の知識は疎かになりがちである。しかし、デジタル化が進行し、市場動向が変わることで、バリューチェーンの掌握についても変化がみられるはずで、身に着けておくべき知識であると思う。2023/11/11