出版社内容情報
貧困や生活保護をめぐるさまざまな誤解を解きほぐし,よりよい制度・社会の構築へと議論をつなげる入門テキスト。難解な制度の解説だけでなく,根本から問題について考えるための事例や,他の制度や他国の仕組みと比較しながら考える視点を提示する。
第1章 「食うに困る」が貧困か?/第2章 働いている人は生活保護を受けられない?/第3章 生活保護を利用すると,自動車・家はもてないのか?/第4章 家族や親族がいると生活保護は受けられない?/第5章 ケースワーカーとはどんな人? どんな職場?/第6章 生活保護の増大で財政は破綻する?/第7章 生活保護はどのように展開してきたか/第8章 生活保護で対応しきれない貧困?/第9章 現金給付か,現物給付か?/第10章 貧困対策に必要な教育費の支援とは?/第11章 貧困対策に必要な住宅と居住の支援とは?/第12章 貧困対策に必要な医療介護の支援とは?/第13章 私たちは生活保護と無関係なのか?/第14章 生活困窮者支援は生活保護をどう変えるか?
岩永 理恵[イワナガリエ]
著・文・その他
卯月 由佳[ウヅキユカ]
著・文・その他
木下 武徳[キノシタタケノリ]
著・文・その他
内容説明
貧困や生活保護をめぐるさまざまな「誤解」や「わかりにくさ」を解きほぐし、よりよい制度・よりよい社会の構築へと議論をつなげる入門テキスト。難解な制度の現状を知るだけでなく、根本から貧困問題について考えるためのさまざまな題材や、他制度や他国の仕組みと比較しながら考える視点を提示します。
目次
「食うに困る」が貧困か?―貧困と生活保護、最低生活保障の内実
働いている人は生活保護を利用できない?―無差別平等と自立の助長
生活保護を利用すると、自動車・家はもてないのか?―補足性の原理(1)収入認定・資産保有権
家族や親族がいると生活保護は利用できない?―補足性の原理(2)扶養義務編
ケースワーカーとはどんな人?福祉事務所はどんな職場?―生活保護の実施体制
生活保護の増大で財政は破綻する?―生活保護の財政をめぐる議論
生活保護はどのように展開してきたか?―恩恵から権利へ
生活保護で対応しきれない貧困?―貧困対策の目的と手段
現金給付か、現物給付か?―最低生活保障に必要な給付の方法
貧困対策に必要な教育費の支援とは?
貧困対策に必要な住宅と居住の支援とは?
貧困対策に必要な医療と介護の支援とは?
生活保護の権利は私たちと無関係なのか?
生活困窮者自立支援制度は貧困対策をどう変えるか?
著者等紹介
岩永理恵[イワナガリエ]
日本女子大学人間社会学部准教授
卯月由佳[ウズキユカ]
国立教育政策研究所国際研究・協力部総括研究官
木下武徳[キノシタタケノリ]
立教大学コミュニティ福祉学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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