出版社内容情報
現代の世界は,どのようにして成り立ってきたのか。主権国家の成立とその地理的拡大,そしてその部分的な変容に着目し,歴史的な観点から国際政治の歩みをたどる。宗教改革からトランプ大統領の誕生までの約500年間の国際政治の大きな流れをつかむ。
序 章 なぜ国際政治史を学ぶのか
第?部 主権国家体系の誕生と展開
第1章 近代主権国家体系の生成
第2章 勢力均衡とナショナリズム
第3章 帝国主義の時代
第?部 2度の世界大戦
第4章 第一次世界大戦の衝撃
第5章 第一次世界大戦後の国際秩序
第6章 国際秩序の崩壊
第?部 冷 戦
第7章 冷戦の起源と分断体制の形成
第8章 グローバル化する冷戦
第9章 冷戦体制の変容
第10章 冷戦終結への道
第?部 主権国家体系を超えて
第11章 湾岸戦争とソ連解体
第12章 EUの誕生と深化・拡大
第13章 冷戦後の地域紛争・民族紛争
第14章 新興国の台頭
第15章 21世紀の国際政治
小川 浩之[オガワヒロユキ]
著・文・その他
板橋 拓己[イタバシタクミ]
著・文・その他
青野 利彦[アオノトシヒコ]
著・文・その他
内容説明
現在の国際社会は、どのようにして成り立ってきたのでしょうか。本書は、宗教改革から現在に至るまでの国際政治の大きな流れを、「主権国家体系」に着目して、たどっていきます。近代のヨーロッパで誕生した主権国家が、その後、世界中に広がり、そしてそれが変容していくさまを、丁寧に描き出していきます。
目次
なぜ国際政治史を学ぶのか
第1部 主権国家体系の誕生と展開(近代主権国家体系の生成―主体としての主権国家とゲームのルール;勢力均衡とナショナリズム―ウィーン体制からビスマルク体制まで ほか)
第2部 2度の世界大戦(第一次世界大戦の衝撃―総力戦と近代国家の変容;第一次世界大戦後の国際秩序―ヴェルサイユ体制 ほか)
第3部 冷戦(冷戦の起源と分断体制の形成―ヨーロッパと東アジア;グローバル化する冷戦―脱植民地化の影響と危機の時代 ほか)
第4部 主権国家体系を超えて(湾岸戦争とソ連解体―歴史の終わりか、文明の衝突か;EUの誕生と深化・拡大―超国家の試み ほか)
著者等紹介
小川浩之[オガワヒロユキ]
1972年、三重県に生まれる。1996年、京都大学法学部卒業。1998年、京都大学大学院法学研究科修士課程修了。2000年、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)大学院国際関係史研究科修士課程修了(MA)。2003年、京都大学大学院法学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(法学)。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻准教授。専門は、現代イギリス政治外交史
板橋拓己[イタバシタクミ]
1978年、栃木県に生まれる。2001年、北海道大学法学部卒業。2004年、北海道大学大学院法学研究科修士課程修了。2008年、北海道大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。成蹊大学法学部教授。専門は、国際政治史、ヨーロッパ政治史
青野利彦[アオノトシヒコ]
1973年、広島県に生まれる。1996年、一橋大学社会学部卒業。1998年、一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。2007年、カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校歴史学研究科博士課程修了、Ph.D.(歴史学)。一橋大学大学院法学研究科准教授。専門は、アメリカ政治外交史、冷戦史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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