有斐閣ストゥディア
問いからはじめる教育学

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784641150140
  • NDC分類 371
  • Cコード C1337

内容説明

あなたは教育にどんなイメージをもっていますか?教育への疑問や期待の一歩先へといくために、まずはあなたなりの希望をみつけることからはじめてみよう。考える愉しみを味わいながら理解を深めてくれるツール(QUESTIONやnote等)が満載で、教育のキー概念と思考法が身につく新しいタイプの入門書です。

目次

第1部 あなたの「教育観」をみつめてみよう―学びはじめる前に(よい教育ってどんな教育?;教育を社会の視点から考えてみよう)
第2部 先人の知恵から学ぼう―試行錯誤の歴史(子どもという存在/人間という存在;教え方は試行錯誤されてきた;教育を受ける権利;子どもの学びを支える仕組み)
第3部 よりよい教育について考えよう―あなたなりの答えにたどり着くために(子どものための学校ってどんな学校?;学校では何を学ぶの?;よい先生ってどんな先生?;どんなふうに子どもに接したらよいのか?;子どもがよく学ぶためには?;学校を卒業したら学ばなくてもよいのか?;教育と学校の未来はどうなるの?)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

虎哲

1
著者である勝野先生のご講演を聞くため予習として読んだ。「問うこと自体を楽しめるようだったら,きっと教育学が好きになると思いますよ」というはしがきにある勝野先生のお言葉に象徴的なようにこの本はまさに「問いからはじめる教育学」であった。この本は教育に携わる者が持ちそうなQUESTIONを教育史的な側面や現在の実践を紹介しつつ、その問いを考えるヒントを与える。そして「ストーリー中心カリキュラムとは?」「教育の営為は意図的か?偶発的か?」など様々な問いが浮かんだ。与えられた問いを超え、教育学的探究の契機となる本。2019/03/02

たろーたん

1
教育とはもともと「共同体で生活するための実践教育」や「共同体意識のための物語の共有」などであった。そこから近代化により学校教育になっていく。教育の性格は、日本の場合、国民統合や経済発展を目的とした「国民の教育義務」であった。しかし、戦後、その反省から国のための教育ではなく、子どものための教育になった。教育は義務ではなく権利であり、また、子供の自主性、創造性、興味・関心を尊重する子供中心の教育になった。フリースクールなどの子供の居場所議論もこの延長線上にある。2018/07/09

ソーシャ

1
有斐閣ストゥディアシリーズから出たコンパクトな教育学の入門書。個別の知識よりも教育思想や教育学の考え方に重点が置かれていて、理想と現実の間で悩む教育学の世界を短時間で眺めることができます。教育学の予備知識がある人はより深い読み方ができる点もいいところですね。2015/03/30

0
途中まで2019/06/11

えむ

0
教育学の入門書。多くの「問い」が文中にちりばめられているのが特徴。文章は非常に読みやすく、初学者でも難なく通読できた。これを足がかりに、他の教育学に関する著作にも手を伸ばしてみたいと思った。2017/04/26

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