内容説明
心の発達には何が影響するの?あなたのこれまでを振りかえりつつ、将来に思いをはせながら、心の発達のメカニズムとその多様性にふれてみよう。読者に問いかけるQUESTIONなど、親しみやすい工夫が満載。考える愉しみを味わいながら理解が深まる、新しいタイプの入門書です。
目次
ヒトとして生まれ、人として生きる
発達するとはどういうことか
生命の芽生えから誕生まで
見て・さわって・感じる―赤ちゃんがとらえる世界
他者との関係性を築く―コミュニケーションと人間関係の発達
「いま」「ここ」をこえて―言語と遊びの発達
自分を知り、自分らしさを築く―関わりの中で育まれる自己
関わりあって育つ―仲間の中での育ち
思考の深まり―学校での学び
子どもからの卒業
大人になるために
関わりの中で成熟する
人生を振りかえる
発達は十人十色
著者等紹介
坂上裕子[サカガミヒロコ]
青山学院大学教育人間科学部准教授
山口智子[ヤマグチサトコ]
日本福祉大学社会福祉学部教授
林創[ハヤシハジム]
神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授
中間玲子[ナカマレイコ]
兵庫教育大学大学院学校教育研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうみや
17
厚くはないが、その中に人の生涯分の多くの内容を詰め込んでいる。参考文献が非常の多く、この分野を概覧するためのガイドブック的な位置づけ。専門用語も抑えているので、とても分かりやすいが、この一冊だけでは物足りなさも残る。2019/05/26
sakakendo
7
洗練されているのでかなりシンプルに理解できるようになると思う。 まぁ結局いろいろ言ってもとにかく自分で鍛えないと発達しないからなぁ、、、2020/08/22
tellme0112
3
成人したあとも人は成長する。現代日本の行きづらさが詰まっている。後半は読んでて苦しかった2015/12/10
🍮
2
章ごとに出てくるキーワードが一覧として載っているので、わからない単語を逐一調べやすくて便利だった。 この薄さでかなりの情報量があったが、もう少し体験談があってもいいと思った。2020/02/09
じゃがたろう
2
図書館本。発達心理学の本は種々あるが、これはこれでまた新しい視座をもたらしてくれる本である。日常の出来事や素朴な疑問などを切り口にすることで興味関心をもちやすくする、そういう意図を感じさせる本。2018/05/07