出版社内容情報
国際社会における自由貿易体制の退潮がさまざまに論じられる一方,TPPなど新たな自由貿易協定締結の広がりもみられる。その背景にある人びとの自由貿易支持の底堅さの理由を,自由貿易が生み出す消費者の利益,安全保障上の利益に焦点を当て,実証的に明らかにする。
内容説明
国際社会における自由貿易体制の退潮がさまざまに論じられる一方、TPPなど新たな自由貿易協定締結の広がりもみられる。その背景にある人々の自由貿易支持の底堅さの理由を、自由貿易が生み出す消費者の利益、安全保障上の利益に焦点を当て、実証的に明らかにする。
目次
序章 自由貿易の政治的基盤
第1部 日本の貿易政治―自由貿易は誰に支えられているのか(「取引の利益」再考;安全保障と自由貿易協定)
第2部 比較の視点(ドイツ・イタリアにおける国際貿易支持とEU支持の関係;自由貿易の国内基盤に関する比較分析―アメリカとメキシコにおけるサーベイ実験;ナショナリズムと自由貿易―エストニア・ラトビアにおけるサーベイ実験)
第3部 政治制度と貿易政治(人々の対外意識・態度と通商政策)
著者等紹介
久米郁男[クメイクオ]
現職、早稲田大学政治経済学術院教授。略歴:1957年、大津市生まれ。1981年、京都大学法学部卒業。1994年、コーネル大学大学院博士課程修了。Ph.D.(政治学)。神戸大学大学院法学研究科教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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