内容説明
改革案は、どのようにして生まれ、継承されていったのか。厚生省内部における組織的な知識の創造と継承のメカニズムを、非公表の内部文書や元厚生官僚へのインタビュー記録などをもとに、明らかにする。
目次
序章 問題の所在
第1章 分析枠組み
第2章 1950年代における医療保険制度の再建
第3章 1960年代における厚生省内部の改革論議
第4章 1970年代以降の医療費適正化政策の実現
第5章 1980年代以降の新たな改革案の探索の消失
終章 結論と含意
著者等紹介
三谷宗一郎[ミタニソウイチロウ]
1989年、神奈川県に生まれる。2011年、慶應義塾大学総合政策学部卒業。2018年、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員、医療経済研究機構研究員等を経て、甲南大学法学部准教授。博士(政策・メディア)。専攻は、行政学・政策過程論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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