出版社内容情報
憲法には国民主権,基本的人権,平和主義といった理念が現れている。そういった理念はいかなる歴史的展開を経て形成されてきたのか。本書は,現在の日本政治・社会をかたちづくる日本国憲法の条文を手がかりに,その根底にある西洋政治思想の歴史に接近する画期的テキスト。
内容説明
立憲主義の実践に向けて。日本国憲法の条文を手がかりに、その根底にある西洋の政治思想の歴史に接近する。
目次
プロローグ(クルーソーと「近代」の物語―政治思想史の課題と方法)
第1部 内戦の時代(16・17世紀)(政教分離―アウグスティヌスとマキアヴェリ;思想・良心の自由/信教の自由―宗教戦争とモンテーニュ ほか)
第2部 イングランドの世紀(18世紀)(権力分立―政治対制論の伝統とモンテスキュー;結社/二院制/アメリカ独立革命とフェデラリスト ほか)
第3部 フランス革命の時代(18世紀)(生存権―憲法改正―ジャン=ジャック・ルソーと人民主権;政党/代議制―エドマンド・バークとフランス革命 ほか)
第4部 “民主化”の時代(19世紀)(地方自治/陪審制―トクヴィルと政治参加;平等/参政権―ミルとフェミニズムの誕生 ほか)
エピローグ(労働社会の「人間らしさ」?―ヨーロッパの世紀末と政治思想史の役割)
著者等紹介
高山裕二[タカヤマユウジ]
1979年生まれ。2009年、早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了、博士(政治学)。現在、明治大学政治経済学部准教授。専門は、政治学・政治思想史。主な著作に、『トクヴィルの憂鬱―フランス・ロマン主義と“世代”の誕生』(白水社、2012年、サントリー学芸賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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