出版社内容情報
先史時代から中世まで、科学的な価値を見出す以前から人間の心を捉えてきた化石。化石が石器をファッション化し、多くの神話・伝説を生み、装身具、護符、薬として、重要な役割を担ってきたことを古生物学者が解き明かす。
内容説明
本書では化石の「科学的価値」は語らない。科学がなかった時代に、人類が「神からの授かりものである石」に対して、いかに時を超えて執着し、不可欠な存在と考えてきたか。そして、太古の祖先の化石観や、東西の神話や儀式における化石の重要な役割を、古生物学者が豊富な図版とともに解説する。
目次
1章 時を超える執着
2章 神話の時代
3章 伝説の成り立ち
4章 化石のファッション化
5章 心を愉しませる化石
6章 魂を救済する化石
7章 身を護るための化石
8章 薬としての化石
9章 化石のダークサイド
10章 時の戯れ
著者等紹介
マクナマラ,ケン[マクナマラ,ケン] [McNamara,Ken]
イギリスの古生物学者。スコットランドのアバディーン大学で地学、ケンブリッジ大学で古生物学の学位を取得。専門は三葉虫やウニ類の化石の研究。ケンブリッジ大ダウニング・カレッジの副学長、セジウィック地球科学博物館館長などを歴任し、現在は同カレッジ名誉フェローおよび西オーストラリア大学の非常勤教授、そして西オーストラリア州立博物館研究員
黒木章人[クロキフミヒト]
翻訳家。立命館大学産業社会学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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