出版社内容情報
旧ユーゴ地域の移行期正義について,筆者が独自に集めたデータも用いながら,「地域研究」としての視点から,分析する。
内容説明
旧ユーゴ地域では、1990年代を通して激しい武力紛争が繰り広げられていたが、2000年代に入ると、そうした武力紛争は止み、平和構築が進められた。紛争終結から約20年が経った今日、この地域で推進されてきた「過去と向き合う」取り組みは、どこまで進み、そこで生きる人々に何をもたらしたのだろうか。そして、このような取り組みは、民主化や紛争後の平和構築と、どのように関連し合っていたのだろうか。長年、この地域に足を運んで、研究を続けてきた著者が、独自に集めたデータも用いながら、現地の政治的ダイナミズムをふまえて、旧ユーゴ地域の移行期正義を正面から分析する。
目次
序章 本書の目的と特色
第1章 理論的枠組み
第2章 旧ユーゴ地域の紛争
第3章 旧ユーゴ地域の移行期正義
第4章 民主化後のセルビア政治
第5章 政権の党派性
第6章 EU加盟プロセスと選挙
第7章 マスメディアと世論
第8章 謝罪と和解
終章 結論と今後の課題
著者等紹介
久保慶一[クボケイイチ]
1975年、東京都に生まれる。1999年、早稲田大学政治経済学部卒業、2007年、ロンドン政治経済学院(London School of Economics and Political Science)博士課程修了。Ph.D.。2003年、早稲田大学政治経済学部助手、08年、同准教授を経て、早稲田大学政治経済学術院教授。専門は、比較政治学、旧ユーゴスラヴィア地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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