出版社内容情報
各専門部の現役裁判官と高裁長官経験を持つ編者による鼎談集。裁判の実情や訴訟運営の実際、当事者・関係者への要望等を語る。
内容説明
複雑困難な局面でもわかりやすく利用しやすい民事裁判のために。裁判官が語る、現在の裁判の実情。通常訴訟、各種専門訴訟、保全手続、控訴審、それぞれを担う裁判官から当事者へ向けて、今後のより適切な裁判の運営へ向けて。
目次
01 通常訴訟
02 建築訴訟
03 医療訴訟
04 知的財産訴訟
05 会社訴訟
06 行政訴訟
07 労働訴訟
08 民事保全
09 控訴審
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダックだ
0
語り口は穏やか、言葉も選んで非常にわかりやすい。法曹会以外でも十分に参考になることが多い。言葉は選んでいるけど、裁判官の愚痴がところどころに漏れているのが面白い。特に千差万別の弁護士への苦言はなかなか勉強になる。裁判官が考える証拠や書証類のとらえ方、それとは相いれない弁護士理論による立証との兼ね合い。語り口は丁寧に言っているけど要は、普段から思っている弁護士への愚痴が貴重なものだと思う。もし、覆面座会みたいな形で、複数の裁判官が出てきたら壮大な愚痴の言い合いになりそうな気がする。2022/08/21
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