出版社内容情報
判例教材新シリーズ,民法全5巻の1。初学者の理解をサポートする工夫を随所に凝らし,学習上の重要判例を易しく丁寧に解説する。
内容説明
最重要判例30件を厳選。まずはここからはじめてみよう!いままでとは違う新しい判例教材。
目次
1 通則―基本原則
2 人
3 法人
4 法律行為・意思表示
5 代理
6 時効
著者等紹介
原田昌和[ハラダマサカズ]
立教大学教授。1972年生まれ。北海道札幌市出身
秋山靖浩[アキヤマヤスヒロ]
早稲田大学教授。1972年生まれ。東京都昭島市出身
山口敬介[ヤマグチケイスケ]
立教大学准教授。1983年生まれ。愛知県一宮市出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tieckP(ティークP)
5
判例は短編小説みたいなところがあって、その裁判の背景には人間ドラマがあるし、重要な判例とは条文同士や常識、人情のあいだで解釈に悩む事件だから、素人でもどっちになるのだろうとわくわくして楽しめる。一般に、法律の勉強のための本に引用される判例は部分だけだったり、判決ではなく「こう裁くべきだ」という裁判所の基準の部分だけだったりして、楽しみは削られていることが多い。判例集ですらそういう本があるなかで、本書は初心者向けとして解くための手がかりも結末もほとんど載っていて、素人にも満足できる。おそらく初学者にも良い。2019/06/24