広がる民法〈1〉入門編―法の扉を開く

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  • サイズ A5判/ページ数 210p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641137615
  • NDC分類 324
  • Cコード C1032

出版社内容情報

今まで取り扱われることが少なかった,民法の原理・原則と実定法としての民法との関係(タテの関係)に焦点をあてる。比較的目線の高いテーマをテキストを基にして扱い,読者がともに考えられる構成に。

前口上 試験問題は難しい……
序章 どのように法を学ぶか?
 第1節 もう一度,法学入門
 第2節 いくつかの前提知識を
第1章 契約──交換を促す
(民法90条?92条)
 第1節 なぜ契約を守らせるのか?
 第2節 なぜ契約類型があるのか?
 第3節 なぜ契約を無効にするのか?
第2章 所有──支配を認める(民法206条)
 第1節 なぜ支配が認められるのか?
 第2節 なぜ所有権を認めるのか?
第3章 家族──世代を超える
(民法752条・770条・772条,877条)
 第1節 なぜ婚姻を保護するのか?
 第2節 なぜ家族は存在するのか?
第4章 責任──規範を変える
(民法709条・710条)
 第1節 なぜ賠償をさせるのか?
 第2節 なぜ責任を問うのか?
補章 基本原則──社会を表す
(民法1条・2条)
結語 民法の骨格
追記 「法とは何か」「民法とは何か」に関する覚書

大村 敦志[オオムラアツシ]

内容説明

おおもとがわかるとわかる!契約・所有・家族・責任から民法のルーツを探る、第2の法学入門。

目次

前口上 試験問題は難しい
序章 どのように法を学ぶか?
第1章 契約―交換を促す(民法90条~92条)
第2章 所有―支配を認める(民法206条)
第3章 家族―世代を超える(民法752条・770条・772条・877条)
第4章 責任―規範を変える(民法709条・710条)
補章 基本原則―社会を表す(民法1条・2条)
結語 民法の骨格

著者等紹介

大村敦志[オオムラアツシ]
1958年生まれ。1982年東京大学法学部卒業。現在、東京大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TM

2
昨今の理論民法学ではなく,社会とのつながりをもった昔の民法学を取り戻す必要がある,というのが大村先生の問題意識か。法律の理論が精緻になるほど,理論的に導き出されることが結論の正当性を根拠づけるように思われがちだが,本来は結論の妥当性そのものを法哲学・法社会学的な観点から基礎づける研究こそが必要とされていたはず。今の法学は,理論に傾き過ぎで,形だけが整い,中身が伴っていないように感じられる。本書はその問題提起に過ぎず,何ら回答を含んでいないが,スタート地点を意識させるという意味では有意義な本だと思う。2019/10/16

えむ

1
異色の民法、そして法学の入門書。「契約」「所有」「家族」「責任」という4つの概念を論じることにより、(近代)民法の基底にある考え方を示す。引用が豊富で、様々な思考の材料を提供しているのが最大の特徴か。2019/04/16

aochama

1
民法の考え方を習った感じです。小説などの身近な材料からだんだん専門の論文に移行し、その要約もあるので、理解が進みます進み、新たな発見が多かったです。このシリーズの今後にも期待できますね。2017/08/19

misuke

0
法学教室モニターで入手。古典的テクストを取り上げていて面白い。2017/05/09

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