内容説明
待望の親族・相続編がついに刊行。学習に必要不可欠な判例167件(親族84件、相続83件)を収録。複雑な事実関係の把握を助ける図、各判例の位置付けを示す解説等を付し、理解を深める工夫を行った。判例を通じ民法学を身に付けるための必携書。
目次
第4編 親族(婚姻;親子;親権;後見;扶養)
第5編 相続(総則;相続人;相続の効力;相続の承認及び放棄;相続人の不存在;遺言)
相続と登記
著者等紹介
内田貴[ウチダタカシ]
法務省参与
水野紀子[ミズノノリコ]
東北大学教授
大村敦志[オオムラアツシ]
東京大学教授
道垣内弘人[ドウガウチヒロト]
東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tieckP(ティークP)
3
このシリーズはネットにあまりレビューがないが、判例の背景について必要十分な情報が載っているし、判例をダシにした関連法律論ではなくしっかり主役なので、判例を楽しく味わえる。親族・相続は身近な題材だからこそ、頭の体操のように無邪気には読めないが、それでも内田氏や道垣内氏は一般向けに噛み砕くた入門書を書くのが非常に上手いことで知られているわけで、本書も、判例の選び方だけでなく、その魅せ方が上手い(大村氏はやや簡潔な編集を好むので、彼の担当部分は法律の勉強教材という感じだが)。少し古いが読む価値はある。2020/10/13