内容説明
大型倒産事件などを手掛け、最高裁判所判事、法制審議会委員などの要職を歴任した練達の弁護士が、豊富な実務経験から得た知見と判決意見や審議会での議論に込めた実践的な法解釈論・法政策論を、第一線の学者・実務家との対話を通じて明らかにする。
目次
序章 法曹に求められる資質と役割―これからの法曹に期待を込めて
第1章 最高裁判決個別意見に見る法解釈論(民事法関係;公法関係)
第2章 民事手続法改正に関与して(法制審議会民事訴訟法部会;法制審議会倒産法部会)
第3章 民事裁判実務を考える(裁判官の視点から―倒産法と倒産実務を中心に;弁護士の視点から―民事訴訟法と民事訴訟実務を中心に)
第4章 日本の裁判制度の現状と課題
終章 法律家・田原睦夫の人物像
著者等紹介
田原睦夫[タハラムツオ]
1967年京都大学法学部卒業、69年弁護士登録(大阪弁護士会)。法制審議会民事訴訟法部会幹事、同倒産法部会委員、京都大学大学院法学研究科客員教授、日本民事訴訟法学会理事、最高裁判所民事規則制定諮問委員会幹事・委員、全国倒産処理弁護士ネットワーク理事長などを歴任。2006年11月1日最高裁判所判事就任。13年4月定年退官の後、同年5月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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