内容説明
各種専門領域に跨る複雑な医療問題においては、個別の学問領域を超えた総合的観点からの分析・整理が不可欠である。医事法を核に置きつつ、隣接諸学問領域との双方向的な「対話」を可能とする、統合的医事法の視点から医療問題へアプローチし、よりよい解決方法を探る意欲的試み。新たに医療水準に関する考察を加え改訂。
目次
医事法の方法―統合的医事法の提唱
紛争(解決)の法律学―医療紛争の実態と解決方法(日本、アメリカ、ドイツ)
意識の法律学―(歯科)医師のタテマエとホンネ
ムンテラの法律学―医学・医療の伝統と反省
カルテの法律学―診療録と医療情報
医療水準の法律学―医療機関(病院)の法的責任
クスリの法律学―薬害と製造物責任
集団被害の法律学―薬害・公害における因果関係
薬事行政の法律学―薬の安全性と国の危険管理責任
予防接種の法律学―予防接種の強制と被害
バイオ・メディカルの法律学
告知の法律学
ターミナル・ケアの法律学
著者等紹介
植木哲[ウエキサトシ]
千葉大学教授(法学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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