出版社内容情報
好評の基礎編・展開編に続く,憲法訴訟分野を対象とした法科大学院向けに開発された全く新しい教材。主題判例の理解や学説状況,思考の筋道を示す解説と質問を有機的に結びつけ,双方向型授業の効用向上とともに,予・復習のポイントを的確に把握できる。
内容説明
法科大学院における予習と授業の有機的結合をめざし、主題判例(Case)に関する解説と様々な問いの融合のなかに、豊富な参考判例や文献(Materials)を織りまぜて、議論を進める本筋を理解させる。好評テキストの第3弾、完結。
目次
付随的違憲審査制度
裁判所による違憲審査の民主主義的正統性
憲法判例
事件性(抗告訴訟の対象・争訟の具体性;主観的利益性)
訴訟類型の選択
客観訴訟
部分社会論
宗教団体内部の紛争と司法権
裁判の公開と司法権
政治的問題の法理(統治行為論)
立法不存在・不作為の違憲審査
国家賠償と損失補償
憲法上の争点を提起する当事者適格
憲法判断回避の準則・合憲限定解釈
憲法判断の方法
憲法判断の効力
実効的権利救済
著者等紹介
初宿正典[シヤケマサノリ]
1947年滋賀県生まれ。1971年京都大学法学部卒業。京都大学大学院法学研究科教授
大石眞[オオイシマコト]
1951年宮崎県生まれ。1974年東北大学法学部卒業。現在、京都大学公共政策大学院
松井茂記[マツイシゲノリ]
1955年愛知県生まれ。1978年京都大学法学部卒業。ブリティッシュ・コロンビア大学法学部教授
市川正人[イチカワマサト]
1955年静岡県生まれ。1979年京都大学法学部卒業。立命館大学大学院法務研究科教授
高井裕之[タカイヒロユキ]
1960年大阪府生まれ。1983年京都大学法学部卒業。京都産業大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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