日本国憲法と「法の支配」

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  • サイズ A5判/ページ数 308p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641129085
  • NDC分類 323.14
  • Cコード C3032

出版社内容情報

『現代国家と司法権』に続く,佐藤教授の論文集。
「個人の尊重」の実現手段としての「法の支配」理念の再考・再興を試みるとともに,「統治客体意識か ら脱却した自律的個人」を念頭に据えて,近年の一連の行政改革・司法改革を捉える視座を提供す る。

第1章 日本国憲法と「法の支配」
 1 「法の支配」の意義を再考する
 2 自由の法秩序
第2章 人権の観念と主体
 3 憲法学において「自己決定権」をいうことの意味
 4 人権の観念と主体
第3章 行政権と行政改革
 5 行政改革と「この国のかたち」
 6 日本国憲法と行政権
第4章 司法権と司法改革
 7 わが国の違憲審査制の特徴と課題
 8 法曹養成と法学教育の将来

内容説明

「個人の尊重」の実現手段としての「法の支配」理念の再考・再興を試みるとともに、「統治客体意識から脱却した自律的個人」を基軸に据えて、近年の一連の改革を捉える視座を提供する。『現代国家と司法権』に続く、待望の論文集。

目次

第1章 日本国憲法と「法の支配」(「法の支配」の意義を再考する;自由の法秩序)
第2章 「法の支配」と自律的個人(憲法学において「自己決定権」をいうことの意味;人権の観念と主体)
第3章 行政権と行政改革(行政改革と「この国のかたち」;日本国憲法と行政権)
第4章 司法権と司法改革(わが国の違憲審査制の特徴と課題―制度的基盤の整備に向けて;法曹養成と法学教育の将来)

著者等紹介

佐藤幸治[サトウコウジ]
1937年新潟県に生れる。1961年京都大学法学部卒業。現在、京都大学名誉教授、近畿大学法学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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1
【★★★☆☆】90年代の論文集。説き起こしと整理が記述の中心になっている。法の支配(1章)と自律的個人(2章)のみチェック。13条に関連し「基幹的人格的自律権」を基盤として諸々の人権が派生するという立場。奥平、樋口と共通性がある、「人権」という規範的権利の基礎付け根拠には「ありのままの人間」ではなく「人格的個人」が妥当(もちろん「人格的個人」として不十全だからと胎児、未成年者などを切り捨てるわけではない)との意見で、この規範性という観点はもっと詰めてみたい(第Ⅳ論文)。2012/06/16

アルビーノン

0
半分ぐらい。2017/01/28

ぴろし

0
ミスターロースクールは、まんまなタイトルがお好き。。。2015/02/08

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