目次
1 イントロダクション―「宇宙法」は宇宙ビジネスをキャッチアップしているか?
2 宇宙活動の基本ルール
3 国家間の宇宙活動の法的ルール
4 宇宙ビジネスを支える国内法
5 宇宙ビジネスのルール
6 宇宙ビジネスの展望と法的課題
著者等紹介
小塚荘一郎[コズカソウイチロウ]
東京大学法学部卒業。博士(法学)。千葉大学法経学部助教授、上智大学法科大学院教授等を経て、2010年4月より現職。2013年より、慶應義塾大学先導研究センター(宇宙法研究所)訪問教授
佐藤雅彦[サトウマサヒコ]
学習院大学法学部法学科卒業。米国ジョージワシントン大学国際関係大学院宇宙政策研究所客員研究員、文部科学省宇宙政策課調査員、JAXA総務部法務課長、人事部人事課長を経て、2013年7月より現職。2011年から2013年まで、慶應義塾大学法学部非常勤講師(国際宇宙公法)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヤギ郎
11
宇宙法の入門書。後半はもっぱら企業の宇宙ビジネスについて書かれている。人工衛星やロケットの打ち上げによる事故の処理方法が勉強になった。航空機と似たように考えるんだね。宇宙へ物を飛ばせる国は数少ないから,普遍的なものになるまでしばらくかかりそう。巻末に参考文献あり。2017/11/14
閑居
8
5人の専門家が、宇宙法を俯瞰に論じた入門書。宇宙法とは、宇宙空間とその利用に関する国内法および国際法の総称である。 本書では、1960年代の米ソ宇宙開発競争まで遡り、宇宙法の制定の歴史、各国の政治的駆け引き及び宇宙機器メーカーの紛争を法的側面から描く。そこには、宇宙空間という新たな領域の法的秩序をつくりあげようとする政治家や官僚達のひたむきな姿があった。 技術ばかりに目を向けがちなすべてのエンジニアに読んで欲しい本。2019/02/17
海月
1
第2版読了。初版からかなり更新されており、宇宙活動に関する国内法やその他最新動向もバッチリです。(2018/4/27現在)2018/04/27
こずえ
1
宇宙はこれから多くのビジネスの可能性があるにも関わらず日本の大学では宇宙法を研究している人は少ない。 それゆえ本書は極めて貴重。 宇宙法を勉強するといいことがあるかもしれない
中将(予備役)
1
このような研究分野すら知らなかった。宇宙法に興味を持ったが、まずは契約法から始め空法などを勉強しなければ理解は難しそうだ。2015/03/18