内容説明
法律の世界に初めて接した人は、その独特の論理や議論パターン、難解な用語や言い回しに囲まれて、まるで不思議の国に迷い込んだ異邦人のような気持ちになることでしょう。本書は、そのような「異邦人」向けに、日本社会の法と法文化の現在を色濃く映し出す裁判例を素材に、「外国語」としての法律用語や各分野の法理論の初歩を学ぶことを通じて、法と社会のより深い学習への手引きとなることを意図しています。
目次
第1部 はじめての判例解説(衆議院議員選挙定数不均衡違憲判決―憲法;写真集の輸入と税関検査―憲法;情報公開条例による自己情報の本人開示―行政法;貝採り事件―民法;隣人訴訟―民法 ほか)
第2部 用例から学ぶ法律基礎用語集(法学一般;憲法・行政法;民法;商法・経済法;民事訴訟法 ほか)