内容説明
判例が実際に果たしている重要な機能を詳細に解説。憲法、行政、民・商事、刑事、労働の各分野の実際の判例をあげて読み方を示しながら、判例の全般に関する種々の問題を1冊にまとめた。三訂版では新たな重要判例、新しい検索システムの紹介などを織り込んだ。
目次
第1部 判例について(判例とはどういうものか;判例は実務を支配する;裁判の理由のどの部分が「判例」なのか;判例の変更;最高裁判所の裁判の判例として以外の働き;判例のできるまでおよびその編纂・公表;判例と学説;判例の読み方)
第2部 実例からみた判例とそのはたらき(最高裁判所が判例として取り扱った実例;判例による違憲判断;判例の変更;判例による法令の有権的解釈;判例による法の創造;判例によって作り出される手続ルール)
第3部 判例の探し方(あることがらにつきどういう判例があるかを知りたいとき;判例が特定されていてその原文(全文)を知りたいとき)
第4部 判例の読み方の実例(憲法判例の読み方;行政判例の読み方;民・商事判例の読み方;刑事判例の読み方;労働判例の読み方)
著者等紹介
中野次雄[ナカノツギオ]
昭和9年東京帝国大学法学部卒業。昭和10年判事に任命。昭和32年~39年司法研修所教官。昭和41年~43年最高裁判所調査官(上席)。昭和43年前橋地方・家庭裁判所所長。昭和45年東京高等裁判所判事。昭和48年大阪高等裁判所長官、昭和50年定年退官。昭和51年~56年早稲田大学客員教授。昭和59年~平成元年北海学園大学教授。平成11年逝去
佐藤文哉[サトウフミヤ]
昭和33年東京大学法学部卒業。昭和35年判事補任官。昭和52年~57年最高裁判所調査官。平成11年仙台高等裁判所長官。平成14年学習院大学特別客員教授。平成16年学習院大学法科大学院教授。平成18年逝去
篠田省二[シノダショウジ]
昭和33年東京大学法学部卒業。昭和35年判事補任官。昭和52年~57年最高裁判所調査官。昭和61年東京高等裁判所判事。平成8年~16年公証人。平成16年~20年日本大学法科大学院教授。平成16年弁護士
本吉邦夫[モトヨシクニオ]
昭和32年東京大学法学部卒業。昭和35年判事補任官。昭和47年~52年最高裁判所調査官。昭和55年~59年司法研修所教官。平成7年千葉家庭裁判所所長。平成8年~16年公証人。平成16年~20年大東文化大学法科大学院教授
宍戸達徳[シシドタツノリ]
昭和34年東京大学法学部卒業。昭和37年判事補任官。昭和50年~55年最高裁判所調査官。平成4年東京高等裁判所判事。平成10年~19年公証人。平成19年弁護士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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