出版社内容情報
「法的思考」に関する現代法哲学の主要な理論を多角的に深く分析する緒論文の集大成。裁判官が普通に行っている判決正当化の営みを分析,その要素たる「評価」の根拠付けに取り組む理論や,「法的議論」における妥当性についても言及する。
目次
法的議論における実践理性の役割りと限界―N.マコーミックとR.アレクシーの見解を手がかりに
法におけるルールと原理―ドゥオーキンからアレクシーへの議論の展開を中心に
司法裁量をめぐるR.ドゥオーキンとN・マコーミックの論争について
法的思考とは何か
法的議論と論理学―トゥールミンの理論を手がかりに
法のレトリックからダイアレクティックへ―ガスキンズの証明責任論を手がかりにして
科学と法律学のアナロジーの射程
現代法学の展開と法律学の変容
言語論的転回への懐疑―論理実証主義を中心に
法的思考の根本問題―ルールとケース
アンガーの民主的実験主義の法学―「八九年体制」以後の左翼法学の一つの可能性
ケルゼンの純粋法学の不純性
著者等紹介
亀本洋[カメモトヒロシ]
1957年山口県厚狭郡山陽町に生まれる。1981年京都大学法学部卒業。金沢大学教授・早稲田大学教授を経て、京都大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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