内容説明
携帯電話、パスポート、テレビドラマなど学生が興味をもつ身近なテーマを手がかりに、読んでいるうちにいつしか政治学の世界に導かれる、入門テキストの第3版。小泉政権以降の政治の動きをフォローし、新たな話題を数多く盛り込んだ。
目次
1 政治と経済(組織された集団;官と民の関係;大企業と政治)
2 政治と社会(選挙と政治;地方分権;マスメディアと政治)
3 政治のしくみ(国会;内閣と総理大臣;官僚)
4 政治と世界(冷戦の終わりからテロとの戦いへ;経済交渉;国境を越える政治)
著者等紹介
北山俊哉[キタヤマトシヤ]
1958年生。1982年京都大学法学部卒業。1989年マサチューセッツ工科大学大学院修士課程修了。専攻は行政学・地方自治論。現在、関西学院大学法学部教授
久米郁男[クメイクオ]
1957年生。1981年京都大学法学部卒業。1994年コーネル大学大学院博士課程修了。専攻は政治学。現在、早稲田大学政治経済学術院教授
真渕勝[マブチマサル]
1955年生。1980年京都大学法学部卒業。1982年京都大学大学院法学研究科修士課程修了。専攻は行政学。現在、京都大学大学院法学研究科・法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大先生
13
やや古いのが残念ですが、非常に分かりやすい良書。政治に関する予備知識ゼロでも通読できる内容だと思います。【政党を特徴づけるイデオロギーが曖昧になり無党派層が増えると個々の政策を基準に投票する人々が増える。すると、金権腐敗反対とか増税反対という単純化されたわかりやすい政策争点に基づいて投票しがちになる。しかし、それによって増税反対だが福祉は充実させるという一貫性のない政策が追求されやすくなる】2022/12/01
miyatatsu
8
教科書だけの内容だけではなく、その結果に陥ってしまった理由も書かれていて、理解しやすかったです。また教科書のように無味乾燥としたものではなかったため、最後まで飽きることなく読み終えることができました。2018/09/03
ニクロム
4
少し古いが、実際の政権や政策、政治家を俎上に載せて話を進めていくのが新鮮で面白かった。2015/08/14
Yudai Shimizu
3
推薦入試関連の事が一段落し、久しぶりの投稿。政治学にまつわる様々な現象や問題を時事ネタを交えつつ分かり易く解説している。内容は少し古くなってしまっているが、実際にあった問題を取り上げているのでとても入り込みやすく、かつ難しい用語を丁寧に解説している。高校生の私にも親しみやすく、政治学に興味がわいてきた。政治学の入門書としてお薦めできる一冊だろう。2014/11/26
Nさん
2
政治学を勉強し始める最初の一冊になった本。身近なテーマから世界の政治まで、フレンドリーな語り口でわかりやすく説明されています。各章の最初のページには面白いイラストがあり、(例えば、郵政選挙時の野田聖子が刺客の佐藤ゆかりから手裏剣を投げられ、たじろいでいるイラストなど)次の章はどんなイラストかなーと、先読みしてしたり(笑)様々なトピックの知ってそうで、知らないことがたくさん学べます。利害関係と政治行動を扱った「集団理論」は読んでいて、この分野をもっと深く学んでみたいなと思いました。2016/03/31
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- 和書
- アラジン 竹書房文庫