出版社内容情報
好評の定番テキストの改訂版。図表データがアップデートされ、現実の経済のその後の動きも盛り込み、デフレの記述も行った。
内容説明
日本経済はどうなるのか?好況や不況はなぜおきるのか?日ごろ見たり聞いたりする世の中の出来事を日本経済全体(=マクロ)の視野に立って考える入門テキスト。最新の話題やデータを盛り込んだ待望の第3版。
目次
GDPとは何だろうか?―一国の経済力の指標
消費と貯蓄はどのようにして決まるか?―消費と貯蓄の理論
設備投資と在庫投資―何のために投資をするのか?
金融と株価―マクロ経済における金融の役割
貨幣の需要と供給―貨幣の役割と貨幣供給
乗数理論とIS‐LM分析―総需要に注目した経済分析
経済政策はなぜ必要か?―経済政策の有効性
財政赤字と国債―政府支出拡大のマイナス面
インフレとデフレ―価格調整とそのコスト
失業―マクロ経済における労働市場
経済成長理論―経済はなぜ成長するのか?
オープン・マクロ経済―為替レートと経常収支
著者等紹介
福田慎一[フクダシンイチ]
東京大学教授
照山博司[テルヤマヒロシ]
京都大学教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hirooo
1
あくまで平易な説明を貫きながらも、テーマの網羅性が入門レベルとしては群を抜いてる点(例えば伊藤元重のマクロとかと比べてみればいい)と、「では、その理論を日本経済に適用するとどうなのか?」という実証研究がふんだんに用いられているところがが特徴のマクロ経済学入門書。自分が持ってるのは古本屋で大昔に買った初版のものだけど、広範なトピックに触れられる本書は初心者ならずとも有益だと思う。というか、かなりの良書。2010/03/12
waka__1225
0
数式ないから数学嫌いな人にはいいけど、逆に分かりづらいと思ってしまった。あと若干マニアックなところもあったな。でも広く網羅されているように感じた。2012/05/25
kazutak
0
マクロ経済学の基本的な理論を中心に文章で解説。数式は少なめ。2011/08/05
sdd_21
0
かなり初心者向けとしてはいい本だと思います。この先生は公務員試験の試験委員でもあります。2011/04/25
Ryueno
0
講義のテキストだった。経済学の知識はほとんどなかったが、すらすら読み進められた。書名のとおり、絶好の入門書。2011/01/26