出版社内容情報
縄文中期、四五〇〇年前の新潟県の遺跡から口のあたりが火の燃えさかっているように飾られた豪壮・雄渾な〝火焔土器〟が発掘された。この頃、縄文文化は山野・海川からの豊かな食料に恵まれて最高潮に達し、東日本では、想像を超える大型住居も生まれる。
土器の様式や人生の節目に行われる抜歯の風習、婿入婚と嫁入婚など、東西二つの文化圏に分けられる縄文晩期。北部九州に到達した渡来人がもたらした水稲耕作技術は、短期間のうちに日本各地に広がり食糧事情を一変、やがて収穫物をめぐり人が人と戦う時代へと向かわせる。
原案執筆 春成秀爾
〈目次より〉
序 章 縄文人の豊かな生活
第一章 大型住居の出現
第二章 北陸・中部地方の繁栄
第三章 東北・関東地方の繁栄
第四章 縄文人の精神世界
間 章 世界の中の縄文文化
第五章 日本列島の東と西
第六章 婿入婚から嫁入婚へ
第七章 古代化への道
解説・春成秀爾
内容説明
縄文中期以降に東日本で人口が急増。豊かな食生活や社会の繁栄を背景に、活力に満ちた火焔土器や大型住居などが現れる。縄文晩期、渡来人によって九州北部に伝えられた水稲耕作は、短期間のうちに日本各地に広がり、食糧事情を一変させ、やがて収穫物をめぐり人が人と戦う時代へと向かわせる。
目次
序章 縄文人の豊かな生活
第1章 大型住居の出現
第2章 北陸・中部地方の繁栄
第3章 東北・関東地方の繁栄
第4章 縄文人の精神世界
間章 世界の中の縄文文化
第5章 日本列島の東と西
第6章 婿入婚から嫁入婚へ
第7章 古代化への道
著者等紹介
石ノ森章太郎[イシノモリショウタロウ]
1938年(昭和13)、宮城県生まれ。高校在学中に『二級天使』でデビュー後、一貫して日本漫画界の第一人者として活躍。代表作に『サイボーグ009』(講談社児童まんが賞)、『佐武と市捕物控』(小学館漫画賞)、『マンガ日本経済入門』、『マンガ日本の歴史』全五五巻(アジア漫画大会漫画アカデミー賞大賞)など多数。1998年(平成10)1月死去。2008年、ギネス・ワールド・レコーズから「一人の著者によって出版された最多コミックの記録」として世界記録の認定を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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