出版社内容情報
代替的な用途を持つ稀少な資源をさまざまな用途の間にどのように配分するかという経済学の課題に答える1年生用半期2単位のミクロ経済学入門書。これらの問題は,数学的には制約条件付き最大化問題として定式化され,ラグランジェの未定乗数法を用いて解法を説明する。
内容説明
大学1年生で学ぶ「ミクロ経済学入門(半期2単位)」のテキストとして執筆されています。需要、供給および市場というミクロ経済学のエッセンスをもとに、経済学の基本的な考え方を理解してもらうことを目的にしています。代替的な用途を持つ稀少な資源をさまざまな用途の間にどのように配分するかという経済学の主要な研究課題に答える入門中の入門テキストです。
目次
第1章 課題と作法(経済学の課題;経済学の作法;1変数関数の最大化;所得―余暇選択)
第2章 需給と市場(消費と余暇の選択;生産と供給;市場均衡)
第3章 生産と供給(企業と生産;多変数関数の最大化;生産関数アプローチ;費用最少化と費用関数)
第4章 消費と需要(消費者の意思決定;2期間にわたる消費計画;制約条件付き最大化;比較静学分析)
第5章 市場の役割(市場の機能と問題点;情報の非対称性にまつわる諸問題;効率的資源配分;市場の役割)
著者等紹介
成生達彦[ナリウタツヒコ]
1952年東京都に生まれる。1976年横浜国立大学経済学部卒業。1981年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了後、南山大学へ就職。1989年米国ノースカロライナ州立大学大学院卒業:Ph.D.取得。1994年京都大学博士(経済学)取得。京都大学大学院経済学研究科教授
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