出版社内容情報
マーケティング4P活動のうち、価格とプロモーションに焦点を当て、既存理論の成果とそれぞれの領域の関連を十分踏まえながら、新しい環境変化に適応的かつ有効な戦略体系を考察。
内容説明
消費者の価格志向の高まりと市場の成熟化を背景に、いま企業は価格とプロモーションの統合的戦略化が強く求められている。本書はそうした時代の要請に応えて、最新の理論やケースを踏まえ、価格・プロモーション戦略の全体像を解明する。
目次
第1章 価格・プロモーション戦略体系と新しい動向―プライシング・プロモーションの羅針盤
第2章 価格と消費者心理―商品価値を高め、消費者が納得する価格であるために
第3章 プロモーションと消費者心理―購買行動における意思決定に影響する要因
第4章 ブランドのプライシング―プライシング面から見たブランド活性化の考え方
第5章 ブランド育成とプロモーション―ブランド・エクイティを増大するプロモーションの考え方
第6章 多様な価格決定技法―単純に見えても実は複雑な価格決定メカニズム
第7章 プロモーションの計画と評価―近視眼的なプロモーション展開による弊害の回避
第8章 小売業の価格およびプロモーション政策―Hi‐Lo政策、EDLP政策、顧客識別価格の長所・短所
第9章 海外進出とプライシング―企業のグローバル化により直面する価格問題との対応
第10章 グローバル企業のプロモーション戦略―プロモーション戦略のグローバルな配置と調整
著者等紹介
上田隆穂[ウエダタカホ]
1953年生まれ。1978年、東京大学経済学部卒業。1985年、一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。現在、学習院大学経済学部教授
守口剛[モリグチタケシ]
1957年生まれ。1979年、早稲田大学政治経済学部卒業。1996年、東京工業大学大学院理工学研究科経営工学専攻博士課程修了。現在、立教大学社会学部教授
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